レーシックの真実

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角膜神経痛とレーシックについて

角膜神経痛とレーシック

角膜に慢性的な痛みを発する病気に角膜神経痛があります。

眼科手術における白内障手術や近視矯正手術(レーシック)などが引き金となり、慢性的な知覚過敏が発生します。

発現原因としては、これらの手術が関わっていますが、慢性的な経過を辿る原因として別の因子があることを述べなければなりません。つまり、別の因子を除去できれば軽快また回復する可能性があります。

もしあなたが白内障手術やレーシックを受けて角膜神経痛を発症したのであれば、全ての原因はこれらにあると100%断定するでしょう。しかし、病気には一つの原因で起こる症状もあれば、複数の原因が関係して起こることもあります。

私のクリニックで角膜神経痛を訴える患者に何らかの内科的な因子が別に存在したことを伝えるべきでしょう。

特に別の因子で顕著であったことは、精神薬を服用している患者に角膜神経痛が多かったということです。

精神的な疾患が角膜神経痛を引き起こす訳ではありません。精神薬の中でベンゾジアゼピンが角膜神経痛を引き起こしていることがあります。

ベンゾジアゼピンは、脳内のギャバ受容体に作用して不安や痛みを取り除きます。また、大脳や視床下部に作用するといわれています。また、眼にも作用して痛みや弛緩を起こします。

ベンゾジアゼピンは服用を続けた場合に慢性的な依存を引き起こすこと多い薬剤です。
服用を中止した場合は離脱症状が起きて、簡単に断薬することは困難になります。

ベンゾジアゼピンを服用している方は知覚過敏が起こり慢性的な痛みが発生していることを理解すべきです。
これらの症状はベンゾジアゼピン眼症とも呼ばれます。薬を断薬すれば症状は消失していくでしょう。問題は先に述べた通り、依存症があり辞めることができないことです。

離脱症状の辛さから、一日ないしは数日間断薬することが困難です。そのため、ベンゾジアゼピンによる角膜神経痛かどうかも見分けることが困難です。

私のクリニックでは、角膜神経痛において、ベンゾジアゼピンを服用している患者の割合が多数を締めていたことは言うまでもありません。

そこから長い治療が始まることとなります。患者の一人はベンゾジアゼピンの断薬を断念して去って行きました。
また、別の患者は薬の副作用を理解して断薬を行い痛みが回復しました。

実際にベンゾジアゼピンをやめれた割合は50%有るか無いかです。
しかし、断薬することが出来れば、完全に痛みが無くなった方やある程度日常に支障が無い範囲まで回復した方が殆どだということは報告します。

ベンゾジアゼピンと角膜神経痛について

ベンゾジアゼピンによる慢性的な角膜神経痛は常に痛みを伴い日常生活に支障をきたします。

また、ベンゾジアゼピンには多数の種類があり、短時間型、中時間型、長時間型と複数存在します。更に、非ベンゾジアゼピンもあります。

ここで問題とすべき点は、全ての薬剤に共通して、痛みを引き起こす原因になりえるということです。あなたが、ジアゼパムを服用して角膜神経痛が発生したのであれば、それをゾルピデムに変えたからといって痛みが回復する訳ではありません。また、僅かな量であっても服用を続ける場合は痛みが消失することありません。

もしも、ベンゾジアゼピンによる角膜神経痛を回復させるのであれば、完全に断薬した後に数週間程度で有効性を確かめるべきです。

角膜神経痛における全ての原因が眼科手術にあると思わずに、内科的な要因を探ることが大切です。

あなたにとって、この内容が治療に結び付き、症状が良くなるように私は祈っています。

*参照:海外における角膜神経痛の翻訳記事