レーシックの真実

  1. TOP
  2. 手術について
  3. 過矯正における遠視矯正手術

過矯正における遠視矯正手術

遠視矯正手術

通常角膜厚と呼んでいるのは角膜中心部の最も薄い部分の厚みのことです。近視矯正手術は中心部を最も強く「蒸散」して、それをもっと薄くすることが必要なのですが、遠視矯正手術は、トポリンク照射や、カスタムビューを初めとするウェーブフロント同期手術を別にすれば、中心部を削ることは全くありません(上記方法によれば、遠視矯正であっても角膜中心部を蒸散することがあります)。よって、中心角膜厚が薄い場合であっても施行することができます。健常な角膜を例にとった場合、角膜中心部の厚みは日本人の平均で520-530ミクロンです。角膜中心部から半径3.0mm離れたところでは600-650ミクロンくらいです。このように角膜厚は周辺部ほど厚いことが一般的で、角膜周辺部では800-900ミクロン以上あります。

遠視矯正手術の場合、OZ(「術後のハロについて」という項目で説明しています)はφ4.0-6.0mmで設定し、この領域はレーザーによる蒸散が全く行われません。その外周部にレーザー蒸散が行われるだけなので、正しく遠視矯正治療を行った場合、角膜中心部は全く影響を受けることはありません。すこし分かり難いかもしれませんが、近視矯正の場合と遠視矯正の場合とでレーザーの照射される(角膜上の)領域が異なるのです。具体的に前者の場合、OZにレーザーが照射されるのに対して、後者では、OZ以外の部分にレーザーが照射されるのです。

初回の手術と2回目の手術の時間的間隔についてですが、手術間隔は短いほど角膜に対するストレスと、矯正(修正)誤差というものは大きくなるように思います。ですから、早めの手術の必要性と、そのリスクをバランスに掛ける必要がでてきます。できるだけ早期の処置が必要と考えられた時は、最短で1週間以内でも追加処置を行うことがあります。これまでの経験から考えて、一定以上の強すぎる矯正が明らかであれば、初回手術の翌日でも躊躇せずに実行されるべきです。過矯正のリカバリーは、それが遠視矯正手術の経験豊富な医師の手により行われるものであれば、1日でも早いほうが良い。